天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンド・模造ダイヤモンドの違いは?
2020/10/04
宝石と聞くと、思い浮かべる方も多いダイヤモンド。
その多様なカットは美しく、エンゲージリングなどにもよく使われていますね。
ただ、ダイヤモンドといっても天然ダイヤモンドと模造ダイヤモンド・合成ダイヤモンドがあるのはご存知でしょうか。
こちらでは、天然ダイヤモンドと模造ダイヤモンド、合成ダイヤモンドの違いについてご説明します。
天然ダイヤモンド
炭素からできており、人の手を加えずに地球の地下100kmと高温高圧の環境下で何億年という長い時間を経て生成されできた結晶が天然ダイヤモンドです。
地球上で最も硬く、傷つきにくい鉱物で、水を弾いたり熱を伝える伝導性に優れ、屈折率が高く強い輝きが特徴です。
合成ダイヤモンド
合成ダイヤモンドは、研究所や工場で人工的に作られたダイヤモンドです。
1950年代にラボで製造されてから主に切削や研磨用として使用されていましたが、2010年頃から宝石・宝飾品市場でも見かけるようになりました。
化学的、物理的、光学的特徴は天然ダイヤモンドと同じですが、人工的にあらゆる大きさのダイヤモンドが数週間〜数ヶ月で製造できます。
天然ダイヤモンドとの見分けは付けにくく、専門の鑑定技術やデバイスでないと判別するのは難しいとされています。
不純物がない状態で作れるので天然のものよりクオリティの高くみえることもあります。
新しい供養の形として、ペットや故人の遺骨や毛に含まれる炭素から作る遺骨ダイヤモンドも、こちらの合成ダイヤモンドに分類されます。
模造ダイヤモンド
ダイヤモンドの原料である炭素以外にも酸化ジルコニウムなど複数の成分からできているのが、模造ダイヤモンド。
キュービックジルコニアやスワロフスキーもその中の一つです。
こちらも見た目だけでは分かりにくいほど本物とよく似ています。
模造ダイヤモンドと天然ダイヤモンドを見分ける方法は
線を透かしてみる
線を書いた紙の上にダイヤモンドを置いてみましょう。
ダイヤモンドで透かして線を見ると、天然ダイヤモンドは屈折率が高いため線が見えないのですが、模造ダイヤモンドは線を確認することができます。
息をかけてみる
ダイヤモンドに息を吹きかけてみましょう。
天然ダイヤモンドは水を弾き熱伝導率が高いので、石の表面を曇らせてもすぐに石本来の透明に戻ります。
重さを量る
模造ダイヤモンドは密度が高いので、天然ダイヤモンドと比べて2倍ほどの重さがあります。
とはいえ、ジュエリーは一つひとつが小さいものが多いため手のひらで量るのは難しいかもしれません。
どのダイヤモンドを選ぶのがいいの?
天然、合成、模造と3種類のダイヤモンドについてご紹介しました。
天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドはジュエリーとして身につけるのならどちらも華やかさがあるので、大きな違いは価格面だけと言ってもいいでしょう。
注意したいのは、模造ダイヤモンドを天然ダイヤモンドとして購入しないこと。
購入する際は、保証書で本物と確認できるお店で購入するように気をつけましょう。
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